2025年4月4日
3月27日(木)、中国・安康学院の余勁校長一行が島根大学を訪れました。今回の訪問は、これまで中国西北農林科技大学の教授として本学との交流を積極的に推進して来た余勁教授が、2024年12月に安康学院の校長に就任したことを契機に実施されたもので、安康学院と島根大学との交流協定の締結に向けた協議を行う他、これまでともに築いてきた人的ネットワークである西部学術ネットワークを基盤とした交流の強化を目的としています。
午前中は、学内にて学長表敬および研究協議を行いました。学長表敬では、大谷浩学長との懇談が行われるとともに、余勁校長より安康市および安康学院の紹介をいただきました。研究協議では、安康学院および西北農林科技大学と島根大学の強みを生かした共同研究の方向性の確定と、共同での研究助成申請に向けた意見交換を行いました。
午後からは松江市にあるライスフィールド有限会社を訪問し、吉岡雅裕代表取締役より会社運営理念と経営実態、総面積250ヘクタールにおよぶ集積水田の水稲と飼料イネの作付け体系についてご説明いただきました。余勁校長ほか訪問メンバーからは、農家からの水田移譲に至るプロセス、JAとの関連、国からの助成金交付などについて熱心に質問がありました。余勁校長は、「食用米、飼料用稲の生産を持続するためのライスフィールドの経営方針、人材育成を主目的としていることに感銘した」との感想をいただきました。その後、島根大学本庄農場に移動し、安康市の特産の一つでもある茶栽培の様子を見学しました。
今回の訪問には、西北農林科技大学において余勁教授の元指導学生であった教員らも同行しており、西部学術ネットワークを基盤とした交流のさらなる拡大・強化が期待されます。
○学長表敬記事(国際センターHPより):https://kokusai.shimane-u.ac.jp/docs2/2025032100014/
![]() 大谷学長表敬訪問 |
![]() 表敬集合写真 |
![]() 研究協議の様子 |
![]() 島根大学本庄農場視察 |
![]() ライスフィールドにて |
![]() ライスフィールド育苗場 |