令和2年4月より、前島根大学・寧夏大学国際共同研究所所長の伊藤勝久先生を引き継ぎ、研究所長の任を拝命いたしました。本研究所は、学際的研究の推進と日中共同研究を介した人材育成をミッションとし、わが国で唯一、中国西北部に立地するサテライト研究所であるのが大きな特徴です。本研究所は、島根大学・寧夏大学国際共同研究所第4次基本合意書(2019年3月11日制定)に定められている研究課題に基づき日中の研究者による学際的研究を推進することを主な任務としております。また、2009年から「西部学術ネットワーク」によって学術コンソーシアムを形成し、研究分野の拡大を行っています。
第4次基本合意書には3つの研究課題が記載されており、SDGsに関する日中両国の課題解決に関する学際的研究が第1課題としているのが特徴です。私は畜産学・草地学、関耕平副所長は環境経済学・財政学、松本一郎副所長は環境教育学・地質学をそれぞれ専門としております。これまでに、日中研究者の御協力により進めてまいりました研究プロジェクトを発展させ、2名の副所長および田中奈緒美研究員と協働して人文社会・自然科学に関する学際的研究を推進すると共に、2004年から続いている本共同研究所の運営について努力したいと思います。日中の研究者が本研究所の価値を一層実感いただける様、微力ながら取り組んでまいります。
島根大学・寧夏大学国際共同研究所
日本側所長 一戸 俊義
みなさま、こんにちは。寧夏駐在研究員の田中奈緒美と申します。私は2009年7月から,日本側研究員として寧夏に派遣され,島根大学・寧夏大学国際共同研究所で業務を行っています。
主な業務内容としては,中国西部地域に関する情報の収集・発信,双方の研究・事業のニーズに基づくマッチング,現地調査や研修のコーディネート等を行っています。中国内陸部にある数少ない日本の大学の出先機関として,寧夏をはじめとした西部地域で活動を行いたいと考えている方々に対するお手伝いができればと考えています。どんな小さなことでも結構ですので,ぜひお気軽にご相談ください。
○実施業務例