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客員研究員による研究報告会(第二回)を行いました

2025年3月21日

 2月27日、今年度第二回目の国際共同研究所研究報告・検討会を島根大学・寧夏大学国際共同研究所分室にて実施しました。客員研究員の大津裕貴氏より「出雲地域の農事調査報告書で目指された牛・山・田のつながり」と題して研究報告がありました。
 『農事調査報告書』は、1910年前後の島根県下のいまでいう大字単位での各地の農産物生産高などが克明に記録された地域にかかわる一級の史料です。これらのデータから、木炭生産や放牧や肥料購入の実態とその関係性を読み解いて、当時の地域資源に利用状況と循環を明らかにしようとする意欲的な研究テーマが示されました。
 査読誌投稿へ向けたブラッシュアップについて議論し、今後も検討を重ねていくことが確認されました。

 

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