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客員研究員による研究報告会を行いました

2025年2月5日

 12月19日、本研究所の客員研究員・面代真樹氏による研究報告・検討会を島根大学・寧夏大学国際共同研究所分室にて実施しました。
 同氏は、「西石見における椎茸半栽培時代の史的考察」と題して、江戸時代後期に九州・大分から、西石見へと椎茸の採取・半栽培技術を伝播させた担い手(豊後茸作)について、史料や先行研究をもとに分析した結果を示しました。
 植菌による椎茸栽培の技術は明治以降であり、それ以前の半栽培とよばれる技術の担い手や伝播の事態についてはこれまでの研究では必ずしも明らかになっておらず、今後も実態を資料などに基づいて分析する必要が議論されました。
 寧夏回族自治区においても福建省からキノコ栽培の技術支援による地域づくりが進んでいることもあり、今後の日中の比較検討などに向けて興味深い報告となりました。

 

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