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保母顧問が第九回車河国際有機農業フォーラムで講演しました
2022年9月15日
2022年8月6～8日、中国山西省にて第九回車河国際有機農業フォーラムが開催され、本研究所の保母顧問が参加し、ビデオ講演を行いました。
車河国際有機農業フォーラムは、山西省大同市人民政府、中国農業大学、太原理工大学、山西農業大学の共同主催により2014年から開催されているもので、保母顧問は、第一回目のフォーラムから学術委員会主席を務めています。
今回のフォーラムは、同省霊丘県を会場に、「有機農業の助力による質の高い郷村発展」をメインテーマとして研究報告や討論会、エクスカーション等が行われ、中国国内外から約100名が参加しました。
保母顧問は、「有機農業を基盤とした健康で安全な社会づくり」というタイトルで講演を行い、日本が過去の食糧増産経験の失敗を教訓として、有機農業の取組を発展させた過程、および日本における3つの有機農業事例を紹介しました。講演の最後に、保母顧問は、農業が直接人々の命と健康に関わる産業であることに触れ、農業を通じて社会的な課題を解決するための方法の一つとして、有機農業の発展の必要性を強調しました。
また、フォーラムに合わせ、7日には「霊丘県有機農業創設10周年記念活動」が行われ、県における有機農業政策の発展を振り返るとともに、同事業に対する貢献者の表彰、県と中国農業大学の協働による大学院生育成事業に参加した学生の感想発表等が行われ、産学官を挙げた中国の有機農業への取り組みに触れる機会となりました。
