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保母顧問が第一回世界郷村復興大会で講演しました

2021年1月29日

 2020年9月22~23日、中国山西省にて第一回世界郷村復興大会が行われ、本研究所の保母顧問が外国人専門家として招待講演を行いました。
 第一回世界郷村復興大会は、中国生態農業産業技術創新戦略連盟、中国人民大学郷村建設センター、中米後現代発展研究院等、32の研究機関が共同発起し、世界郷村復興大会組織委員会と山西農業大学の共同主催で行われたもので、生態系保護と農業の両立を目指した農村発展分野における国際的な交流促進を目的とした大会です。コロナ禍で開催が延期されていましたが、中国の状況が安定した9月、「コロナ禍における世界の農村の運命と活路」というメインテーマの下、会場と各地をオンラインで繋ぐ形式で開催が実現しました。
 保母顧問は、大会科学委員会の委員を務めており、大会に先んじて8月に行われた記者発表会では、コロナ禍後の復興発展策、及び貧困や飢餓等SDG’sに関わる問題の議論の場としての大会の意義を呼びかけました。大会当日は、「日本における郷村振興の歴史、経験及び教訓」というタイトルで、日本の農村政策の歴史を踏まえて、アジアと世界に広めたい農村振興の在り方について講演し、島根県の海士町と邑南町の実例を紹介しながら、産業振興や所得対策だけでなく、生活の質的向上を図る総合的な地域発展政策が必要であることを強調しました。
 大会では、4つの招待講演の他、主題報告、パネルディスカッション、分科会等、様々な形式で報告と議論が行われ、その成果として大会論文集が発行されました。

 

 

 

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