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第20回日中国際学術セミナーを開催しました

2023年11月27日



 11月12日~13日、第20回日中国際学術セミナーを島根県松江市で開催しました。本セミナーは、島根大学と寧夏大学の共催により、毎年日中交互に開催しているものです。
 今回は、全体テーマを『日中の食料生産技術の進展』とし、現代の日本、中国が直面している食料自給率の向上と維持、および食の安全性を確保した上での「持続可能な食料生産」を取り巻く課題について、技術面での対応、社会経済面からの分析を中心に報告がなされました。2日間でのべ約110名(1日目対面約40名、オンライン約20名、2日目対面約40名、オンライン約10名)が参加しました。
 12日(日)は、島根県民会館303会議室を会場に、開会式と基調報告を行いました。開会式では、島根大学 大谷浩 理事(研究推進,グローバル化推進担当)による歓迎の挨拶に次いで、寧夏大学の趙暁佳副校長から挨拶があった後、「‘島根-寧夏’五大学連携」と称して、島根大学、島根県立大学、寧夏大学、寧夏医科大学、北方民族大学の担当理事・副校長からのビデオメッセージを放映しました。
 その後の基調報告では、日本側からは、「安全で美味しい島根の県産品認証制度(島根県版GAP)の取り組み」と題して、島根県農林水産部産地支援課美味しまね・GAPスタッフの武田昌司管理監と大西まどか主任より「美味しまね」認証制度の概要と手続きの方法、波及効果等についてご報告いただきました。また、中国側からは、「中国における食糧生産効率評価」と題して、寧夏大学経済管理学院の楊国涛学院長よりご報告いただきました。
 13日(月)は、会場を島根大学に移し、全12題の報告が行われました。海外からは、中国人民大学と西北農林科技大学の関係者ら7名が来日して参加されたのに加え、寧夏大学から3名がオンラインで報告されました。
 今回のセミナーは、4年ぶりに対面会場を設けて開催されました。その結果、外部の方々や学生を含めた多くの方に参加してもらうことができたとともに、今後の国際共同研究の発展につながる成果を得ることができ、参加者相互の交流を深める機会となりました。


大谷理事あいさつ

個別報告の様子

中国側会場の様子

日本側会場の様子

 

◎セミナーのプログラムはこちらをご覧ください。 → プログラム  

 

 

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