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日中共同研究に係る邑南町現地調査を実施しました

2023年12月11日

 11月15日、日中の研究者合同で、邑南町の現地調査を実施しました。今回の現地調査は、中国人民大学胡霞教授、および胡教授の中国国内の研究フィールドである河北省徳勝村の農村振興を行う際源控股有限公司の希望で実施したものです。胡霞先生の研究カウンターパートである当研究所の関副所長が案内し、田中研究員が同行しました。
 徳勝村では、農業生産を基幹産業としながら、クリーンエネルギー(風力)生産の取り組みや、エコツーリズム産業の強化に取り組んでいます。そのため今回は、日本で農村振興に取り組む企業に対する聞き取り、農作物販売システムとしての道の駅の機能調査、木造建築の見学、の3点を中心に調査を実施しました。
 当日は、まず一般社団法人ビレッジプライド邑南を訪問し、川久保常務理事から業務概要の説明を受けるとともに、畜産業の現場や日和地区のスーパー、および邑南町が実施していた「耕すシェフ」制度を卒業した方が開業した古民家レストランを見学し、地域内経済循環を目指した仕組みづくりの現状を視察しました。次に視察した道の駅みずほでは、商品管理のDX化に関する取り組みを視察し、参加者たちは先進的な管理方法に感銘を受けていました。
 調査に参加した際源控股有限公司の董義董事長からは、「今回の調査を通じて、徳勝村の今後の発展計画に対する多くの示唆を得た。今ある資源を有効活用した日本の先進的な事例を取り入れ、徳勝の発展に努めたい」との感想をいただきました。来年度は、徳勝村での日中の合同調査や共同研究も予定されており、今後、地域内経済循環を目指した、徳勝村と邑南町の国際比較研究等への発展が期待されます。



ビレッジプライド邑南


道の駅みずほ

  

 

 

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