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第5回中国サロンを開催しました

2021年11月4日

 11月30日(火)、第5回中国サロンを行いました。このサロンは、当研究所と島根大学国際センターの共催により、中国や国際交流に興味を持つ学生や教職員の交流の場として企画しているものです。今回はテーマを「中国茶の世界を愉しもう」とし、松江市の中国茶専門店「雲悠茶房」店主、池田和人さんを講師にお招きしてご講演いただきました。9名の学生と4名の教職員が参加しました。
 講演では、まずお茶の起源や発展の歴史に関する紹介と、お茶の分類について説明がありました。お茶は製法によって六大茶(緑茶、白茶、烏龍茶、紅茶、黄茶、黒茶)+1(再加工茶)に分類されるそうです。分類はお茶の発酵の程度によると説明されることが多いですが、その発酵にも天日干しなどによる酸化と微生物発酵の2種類があること、また、中国茶は炒り茶であるのに対し、日本の緑茶が蒸し茶であるのは、遣唐使が伝えたお茶の製法がそのまま守られているためだということなどを学びました。その後は、白茶(白牡丹)と黒茶(プーアル生茶)の2種類を実際に飲み比べ、味の違いを愉しみました。
 今回のサロンを通じて、池田さんの豊富な知識に基づいたわかりやすいご説明により、中国茶に対する理解を深めることができました。今後も中国サロンでは、中国の文化等に関する親しみやすいテーマを取り上げながら、交流の機会を提供していく所存です。みなさまのご参加をお待ちしております。


「雲悠茶房」店主、池田和人さんに中国茶についてお話しいただきました

試飲して味の違いを楽しみました

  
  

 

 

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