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関副所長が第二回世界郷村復興大会で講演しました

2021年10月1日

 2021年9月26~28日、中国山西省にて第二回世界郷村復興大会が行われ、本研究所の関副所長が外国人専門家として参加し、ビデオ講演を行いました。
 世界郷村復興大会は、世界郷村復興大会組織委員会と山西農業大学の共同主催による、世界の農村の復興を趣旨とした国際的な交流促進を目的とするシンポジウムで、2020年に行われた第一回大会では本研究所の保母顧問が講演を行いました。
 関副所長は、「日本における『持続可能な農山村』に向けた模索と課題」というタイトルで、衰退する日本の農山村社会の中で、農山村の維持発展を目指す地域の優れた取り組み事例を紹介しながら、「持続可能な農山村」の確立に向けた方向性とその課題について、①内発的発展、地域内経済循環、六次産業化という方向性、②「農の多面性」、生態系サービスに注目した農山村支援政策、③「関係人口」、の三点について述べ、持続可能な農山村の確立に向けた動きを着実なものにするためには、農山村の多面的価値を重視し、小規模な家族経営による農山村社会を支援する農村維持政策が必要だと強調しました。
 大会では、メインディスカッション、分科会、成果発表、および乾燥地における有機農業の成果に関する展示の4部分から構成され、生態保護と農業生産の両立というテーマに基づいて、活発な議論が行われました。

 

 

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