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北方民族大学訪問

2019年11月11日

 2019年11月2日午後、研究所の日本側メンバーが北方民族大学を訪問しました。
 今回、北方民族大学国際合作交流処を初めて公式に訪問し、今後の交流について話し合いを行いました。
 北方民族大学側は白華龍 国際合作交流処処長、苗婷 同副所長、郭麗 日本語学科副院長(通訳兼)、鐘衛軍 音楽舞踏学院教授の4名で、このうち鐘衛軍教授は本年9月歌舞団とともに島根のNPOの招きで来日し公演を行われています。
 日本側は伊藤勝久 所長、一戸俊義 副所長、関耕平 副所長、郭迎麗 駐在員代理(通訳兼)、許坤(一戸研究室院生)の5名でした。
 まず相互に大学の紹介をしました。北方民族大学は1984年に北方民族委員会が設置し、開学。民族自治区にある大学は北方民族大学だけでこれが大きな特徴です。一部の分野においては博士課程をもっており学位授与も可能です。大学として特徴的な分野は、金融、IT、工学、芸術、音楽などです。また外国語学院の日本語学科、民族学科では日本に強い関心があり、日本と友好関係を結びたいとの希望があり、島根には2、3回民族歌舞団を派遣しています。今年もNPOの招きで、音楽舞踏学院の副院長を団長に8名が来日しました。
 北方民族大学の日本語学科は毎年60名の学生がおり、日本への関心も高く留学の希望もあるが、具体的な方法で逡巡していようです。教員も同様に日本で日本語能力を高めたいなどの希望が強いということでした。
 研究所としては、現在大学間交流が未締結でも、研究所を介して関心分野の先生を紹介することは出来ると伝えました。北方民族大学は、島根大学との学術交流、学生交流について今後積極的に進めたいとのことでした。11月25~26日に副学長が島根大学を訪問されるとのことで、その希望が一歩実現に向かえばと期待しています。
 学内案内では大学キャンバス中央にある10階建ての塔のような本部建物展望台からキャンパス全体を見渡すことができました。広大なキャンパスの中に教学エリア、居住エリアおよび緑豊かな森林・庭園が一望できました。



協議の様子1

協議の様子2

北方民族大学本部棟






 

 

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