西安への旅行:寧夏大学日本語科4年生(12級)劉 雪テイ(女偏に亭)
 今回の「国慶節」は今まで一番長い国慶節だったかもしれません。9月23日~26日まではイスラム教の犠牲祭のため四連休,9月27日~29日までは中秋節の三連休,その後10月1日からは国慶節の七連休で,計15日間も休みがありました。それで,友達と一緒に西安へ旅行に行くことにしました。「西安一日の旅」という団体旅行に参加して,「華清池」や「兵馬俑」等を見学しました。
 朝10時,「驪山」に着きました。驪山は,歴史的に有名な山として知られています。なぜ有名かというと,驪山の山麓には「華清池」と言う温泉があるのですが,そこは玄宗皇帝と楊貴妃といっしょに過ごしたところだからです。ガイドさんの説明によると,かつて玄宗皇帝と楊貴妃は,華清池で「天に在りては願わくは比翼の鳥となり、地に在りては願わくは連理の枝とならん」という誓いを結んだということです。また,華清池観光区には,毛沢東の「長恨歌」を書いた壁もあります。この有名な観光地を自分の目で見て,玄宗と楊貴妃の愛情を真実に感じ,思わず自分もそんな深い愛情に憧れてしまいました。園の中には,「芙蓉園」,「九龍湖」,「唐御湯遺跡」等いろいろな有名な小さい観光地があります。歴史的情緒の深いところです。
 次に,「兵馬俑」に行きました。周知のように,「兵馬俑」は秦の始皇帝の陵墓です。秦の始皇帝は紀元前246年に即位すると同時に,自分の陵墓を作り始めました。38年間に渡って,延べ70余万人が使われ,この陵墓が完成しました。この陵墓の規模は非常に大きく,「兵馬俑坑」は三つ発見されています。一番大きいのは一号坑です。いわゆる「兵馬俑」とは兵士や馬の形をした模様のことで,禁衛軍を形取っています。様々な姿を見ましたが、すべてどこか微妙に違うところがありました。陣容はとても壮観でした。それを見て、胸の中でいろいろな感想がありました。秦の始皇帝は六国を統一するという功績を上げましたが,専制君主となり秦王朝を滅亡に導きました。自分の陵墓を作るために,多くの人の命を奪いました。本当に悲惨です。
 これら以外に、他の観光地もみました。例えば,「西安事変記念館」とか,「大雁塔」とか,「碑林」とかいろいろです。西安は中国の四大古都の一つで,歴史が深い都市です。今回西安に旅行して,母国中国に対して,さらに詳しく知ることができました。


 玄宗皇帝と楊貴妃

 中国の伝統楽器の演奏

 華清池

 兵馬俑


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