シリーズ【寧夏点描】について

 寧夏で生活するようになって、もう二ヶ月が過ぎようとしている。ここで生活してみると日本の日常生活では経験できない様々なことを見聞きし、体験する。
 日本と中国は一衣帯水の間柄で長い交流の歴史を持ち、人々の姿かたちが良く似ており、同文同種の国とよく言われる。しかし、やはり両国はまったく違う国である。それは気候風土の違いや蓄積されてきた文化の違いであろう。日常生活の一寸した経験を通してそれを感じることが多い。
 ではどういうところが違うのか。一言で言うことは難しい。そこで、この一寸した経験や見聞を点描画の一つの点のように書き留め、その点をいくつか寄せ集めてみると何かがぼんやりとでも理解できるようになるのではないか。それが中国理解の一助になるのではないか。そういう思いで短いトピックス、「寧夏点描」を書きたいと思う。

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