■2011年度研究奨励助成の対象者決定 |
葉 林 (寧夏大学農学院・施設園芸・講師) 15万円 「寧夏南部山区の日光温室栽培に適したスイカ台木選別試験に関する研究」 《研究概要》 「美利堅」「金剛」「嫁得金」「抗病金钻」という四つのスイカ台木を導入し、地元でよく栽培されている「華鈴」というスイカ品種と接木試験を行い、優良品種の接木を選別する。接穂と台木の親和力、苗の活着率、立枯病に対する抵抗力、台木の根系分布状況、生産量及び品質等の主な性状に関する総合的な研究分析を行い、寧夏南部山区の日光温室栽培に適した優良な台木品種を選別し、今後のスイカ生産における普及・応用に理論的支持を提供し、農民の増産増収に確固たる根拠を提供する。 |
王 玲 (寧夏大学農学院・動物科学学科・副教授) 15万円 「トマトの残渣物とトウモロコシの茎の混合貯蔵飼料の効果に関する研究」 《研究概要》 トマトの残渣物とトウモロコシの茎を異なる比例で混ぜ合わせた貯蔵飼料をつくり、その飼料の品質を評価し、一番質の良い混合比例と貯蔵時間を確定する。 |
江 暁紅 (寧夏大学政法学院・研究助手) 15万円 「寧夏南部山区における農村留守婦人の生存と持続可能な発展に関する研究」 《研究概要》 寧夏南部山区は黄河中流の黄土丘陵地域に位置し、典型的な雨水に頼った農業地域である。劣悪な自然条件と脆弱な生態環境のせいで、経済及び農業発展が極めて立ち遅れており、一部の農民は今でも貧困から脱出していない。貧困による独特の現象として、留守婦人の人数が年々増えていることが挙げられる。このことは大きな社会問題となっており、農村の持続可能な発展を制限している。従って、南部山区における妻たちが「留守番」となる原因とその生活状況、婚姻関係と自立発展の難しさを深く調査・研究し、対策と解決方法を提案して、南部山区の農村を貧困から脱出させ、持続可能な発展を実現させることは、非常に重要な意義を持つ。 |
藏 志勇 (寧夏大学西部発展研究中心・博士) 15万円 「農民工の「帰郷創業」による地域経済の振興に関する研究―中国・寧夏の事例を中心に―」 《研究概要》 現時点の中国経済システムの一環として、農村部の発展は不可欠である。農村地域の経済発展に役立つ農民たちがその核心となり、中国における都市化と工業化への重心となっている。本研究では、中国西部地域の重要地域である寧夏回族自治区における農民工の「起業者」を研究対象にし、出稼ぎ地から獲得した技術や知識および現金を出身地に持ち帰った後の起業・経営が、地域経済の振興に与える役割・影響を明らかにする。 |
■保母顧問・伊藤所長が寧夏大学を訪問 |
■寧夏大学で島根大学留学説明会を開催 |
■共同研究所年報 第3号、第4号を発刊 |
■島根県民交流団が訪寧 |
■北方民族大学で中日文化友好交流祭開催 |
◆◆歴 史◆◆
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■経済発展のなかの寧夏~失われていく在来品種~ *小林伸雄(島根大学生物資源科学部・教授) |
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地方都市の農産物市場 |
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地方市場の種苗店で販売される トマト種子 |
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南部山区の農家 |
■寧夏農業の経済効果に関する調査・分析 *馬宏岩(銀川市食品(薬品)公共安全検験検測中心) |
■研究所訪問者 |
訪 問 日 | 訪 問 者 |
5月9日(月) | 青木 正三 様(関西日中交流懇談会 運営委員),青木 登代子 様 他2名 |
6月5日(日) | 佐藤 修 様(国際交流基金北京日本文化センター 日本語教育専門家) |
9月7日(水) | 島根大学中国夏季研修 参加学生 11名,同 引率者 2名 |
■新着図書紹介 |