寧夏国際研究所、日本からの来訪者相次ぐ

 7月から9月にかけて、島根大学・寧夏大学国際共同研究所への日本からの来訪者が相次ぎました。研究所の存在が、日本の中国研究者などの間で徐々に注目されるようになってきたことを物語っていると思われます。 この3ヶ月間に当研究所を訪問され方々は次のとおりです。

○高橋健太郎駒澤大学文学部准教授
 駒澤大学文学部高橋健太郎准教授は、2008年4月から1年間、寧夏社会科学院に留学されていますが、当研究所をしばしば訪問され、お互いに情報交換を行っています。専攻は地理学。中国農村における回族の地域社会についての研究をされています。

○富野暉一郎龍谷大学法学部教授、研究所に2ヶ月間の留学
  富野教授は、7月21日から9月19日まで当研究所に留学されました。この間、当研究所を拠点に寧夏回族自治区の各地をはじめ、甘粛省、新疆ウイグル自治区などの生態環境の現状などを中心に調査活動を行われました。また、8月の島根大学寧夏現地調査班の調査活動にも参加されました。 

田中弘光松江市議会議長一行
 松江市は、寧夏回族自治区・銀川市と友好交流協定を結んでいますが、松江市議会の田中弘光議長ら一行9名が、7月30日に当研究所を訪問されました。※詳細は、8月6日付の本ホームページのトピックス記事

○倉地正博氏(広島市)
  8月27日、広島市の倉地正博氏夫妻が訪問され、書籍を寄贈されました。楊振東寧夏大学対外交流処処長、高桂英研究所所長が学術交流の現状を説明し、懇談されました。

○島根地理学会一行
 島根地理学会は、学会結成60周年を記念して、8月28日から9月1日まで寧夏回族自治区の地理巡検を行われましたが、8月29日、一行13名が当研究所を訪問されました。訪問者は次の方々でした。(敬称略)

林 正久(会長 島根大学)、田坂郁夫(副会長 島根大学)、大矢幸雄(副会長 松江市立中央図書館長)、船杉力修(島根大学)、林 秀司(島根県立大学)、近藤浩幸(松江市環境企画課)、渡部大輔(島根県企業局総務課)、嵐 元宏(松江市教育委員会)、内田 融(島根県立情報科学高校事務)、川久保篤志(島根大学)、乾 隆明(イヌイ管財)、阿部志朗(島根県立浜田水産高校)、牧田敬吾(鳥取県立倉吉西高校)


<写真:島根県地理学一行>

○関 満博一橋大学商学部教授ら一行
 一橋大学商学部関 満博教授一行は、寧夏自治区の企業調査のために寧夏に滞在中でしたが、9月3日、当研究所を訪問され、保母顧問から研究所の運営状況の説明を受けられました。訪問されたのは次の方々です。(敬称略)  関 満広教授、古川一郎教授、松永桂子(島根県立大学総合政策部講師)、尾野寛明、姜 雪潔、陸 芝(以上一橋大学商学部博士課程院生)、雷 蕾、Dashmyagmar Batderem、西村裕子(以上修士課程院生)

○小早川勝松江市職員ら
 銀川市と友好交流協定を締結している松江市は、職員研修のために毎年職員を銀川市に派遣しています。9月1日、今年度派遣された市民課の小早川勝主任と福祉部介護保険課の稲田和久主任が、当研究所を訪問され、保母顧問、神田研究員、郭迎麗さんらと懇談されました。

○日本学術振興機構(JST)北京事務所渡辺格所長一行
 かねてより寧夏国際共同研究所の訪問にあわせ、寧夏の荒漠化の現状を視察したいという希望があった、日本学術振興機構北京事務所からの来訪が、9月に実現しました。 9月11日〜13日、JST北京事務所の渡辺格所長、天野年崇副所長、李 清氏(通訳)が、寧夏を訪問され、南部山区の荒山治理と退耕還林、中部乾燥地帯の荒漠化の現状などを調査されました。研究所から、保母顧問、神田研究員、郭迎麗さんが同行しました。 また、渡辺所長らは、当研究所において、学術振興機構の事業内容などを詳しく説明されました。
※この項、別にトピックス記事があります。あわせてお読みください。

○井上勝博島根県立大学副理事長
 9月15日に開催された寧夏大学50周年記念式典に、友好大学として参加されていた、島根県立大学の井上勝博副理事長、犬塚優司総合政策部教授が当研究所を訪問され、施設の見学、施設運営の現状の説明を受けたあと、日本側駐在員と懇談されました。

○淺川雅巳札幌学院大学准教授ら一行
 銀川市にある北方民族大学との交流協定、共同研究の可能性について話し合うために、銀川市に滞在中の札幌学院大学の淺川雅巳経済学部准教授(団長)、佐々木洋経済学部教授、児玉敏一商学部教授、北京人民大学胡霞准教授が、9月22日、当研究所を訪問されました。保母顧問が研究所の概要について説明し、懇談されました。  懇談会の後、寧夏現地調査のため滞在中の伊藤勝久教授らと共に夕食を共にし、交流を深めました。