田中奈緒美研究員が「六山友誼賞」を受賞


寧夏回族自治区劉慧副主席から賞の授与

 
島根大学・寧夏大学国際共同研究所の田中奈緒美研究員(寧夏駐在)が「六山(六盤山)友誼賞」を受賞しました。
 「六山友誼賞」とは、中国寧夏回族自治区に対して様々な分野で貢献の著しい外国人を対象に自治区人民政府が表彰するものです。今回の表彰は10回目にあたり、これまでに受賞した外国人は44名、日本人では7人目の受賞となりました。過去の日本人受賞者の専門分野は科学技術,経済交流でしたので,田中研究員の専門である教育分野での受賞は日本人初となりました。
 田中研究員は、本研究所の業務の傍ら、寧夏大学外国語学院の日本語講師を務め、また学生や教職員に広く日本語、日本文化を伝えてきましたが、それらの業績が評価され,この度の受賞へ繋がりました。12月21日の授賞式では受賞者と関係者が多数集まり,盛大に行われました。舞台の大型スクリーンに各受賞者の活動風景とコメントが映し出され、田中研究員は「寧夏また私の故郷である島根のために、何か少しでも貢献することが出来れば光栄です」と述べられました。
 田中研究員は帰国に合わせ,1月7日に小林学長を訪問し,受賞の喜びの報告を行いました。

 ちなみに、六盤山とは寧夏南部に聳える高山であり寧夏回族自治区のシンボル的存在である。Wikipedia中国版では「广义的六盘山即六盘山脉,又称“陇山”,地处宁夏南部。位于宁夏、甘肃、陕西交界地带。是渭河与泾河的分水岭。古称“盘道六重始达山顶”,故名。主峰米缸山在宁夏泾源、隆德交界处,海拔2942米。以米缸山为核心建有六盘山国家级自然保护区。狭义的六盘山为六盘山脉的第二高峰,位于固原原州区境内,海拔2928米。」と説明されている。


日頃の活動の様子が授賞式会場で映し出された


2012年の受賞のみなさん(左から3人目=田中研究員)


表彰状・メダルを手に