高安副学長一行、寧夏大学と当研究所を訪問

 10月31日〜11月3日にかけて、高安克巳副学長(学術国際担当)、廣嶋清志法文教授(本研究所副所長)が、寧夏大学及び当島根大学・寧夏大学国際共同研究所を訪問しました。
 今回の訪問は、寧夏大学から島根大学に来年度派遣される第3回寧夏特別研究員候補者との面談が主な目的で、島根大学において研修を希望している寧夏大学研究者が、島根大学でどのような研修を希望しているか、島根大学にパートナーとなれる研究者がいるかどうか判断するためのものです。
 寧夏特別研究員とは、日本の国際協力銀行(JBIC)による中国政府に対する円借款事業(人材育成事業)によって、寧夏大学及び寧夏医学院研究者の島根大学における研修を受け入れる事業です。なお、当研究所もこの事業の一環として建設されました。
 11月1日午前中は、陳寧夏大学長との会見が行われました。陳学長は、歓迎の意を表すと共に、「寧夏大学はこれまですっと島根大学との合作交流を深めてきました。このことは、寧夏大学の対外合作交流の灯です。2007年は両校の研究合作20周年であり、両校の友好合作10周年です。 来年は協定10周年の祝賀行事や、今後の両校協力関係を持続させるための協定書の更新を行いたいと思います」と述べられました。
 また、当研究所の活用と発展や寧夏から島根大学への留学生の受け入れなど両大学の友好関係の一層の促進について話し合われ、午後には、寧夏特別研究員候補者10名(うち1名は出張で後日研究所で実施)一人一人との面接が、行われました。
 11月2日は、研究所において研究所の全スタッフとの懇談会が行われ、懇談会では、高桂英所長(中国側)が研究所のこれまでの取り組みを詳しく報告されたのち、来年5月に発行が予定されている島根大学と寧夏大学との共同研究20周年記念誌、同じく来年9月に予定されている寧夏大学での国際シンポジウムなど研究所の今後の活動について熱心に話し合われました。
 同日夜は、高安副学長主催の夕食会が、陳学長(共同研究所顧問)、李星副学長(共同研究所担当)、謝副学長、周外国語学院院長及び研究所全スタッフの参加を得て和やかに開かれました。

【写真:高安副学長(左)、陳寧夏大学長(右)】