2018年日中国際学術セミナー(第16回)開催及び参加者募集の
お知らせ

 2018年日中学術国際セミナーを以下のとおり開催いたします。
 本セミナーは毎年島根大学・寧夏大学共催で日中交互に開催しているもので,第16回目となる今年は島根大学にて行われます。皆様の参加をお待ちしております。

〜セミナーの趣旨〜
 急激な経済成長が続く中で、中国が求める社会像も変化しつつあります。今現在、大きく打ち出されているのは環境保全を大前提とした「小康社会」です。日本でも公害の経験からはじまり、環境保全に取り組みつつ、経済成長を前提としない「定常型社会」などが議論されはじめています。このように、日中両国は、生態系の保全を中心に置いたエコロジカルな社会の形成をともに模索しているといってよいでしょう。
 先進的な地域社会では、生産と生活の両面で、再生可能エネルギーを利用しつつ、資源循環によって環境負荷を軽減し、省資源で高付加価値生産を実現しながら、さらに伝統文化も育む自律的な社会運営が行われています。そしてこうした方向性を目指す努力は、日中双方で重ねられつつあります。
 本セミナーは、こうした地域社会の未来像を日中双方の研究者が共有しながら、エコロジカルな地域社会の形成に向けた科学技術、自然科学・社会科学の知見を高めあうことを目的としています。このセミナーを出発点に、さらに多くのテーマの日中国際共同研究が展開され、深まっていくことを期待します。

●共催:島根大学・寧夏大学
●実施:島根大学・寧夏大学国際共同研究所
●日程:2018年11月17日(土)〜19日(月)
●場所:島根大学(島根県松江市)
●全体テーマ:
 『エコロジカルな地域社会の形成へ向けた日中国際共同研究の可能性
   〜循環経済、再生可能エネルギー、低炭素社会、地域資源の高次利用〜』
●行事予定:
  11月16日(金):集合(18時)
  11月17日(土):セミナー1日目(島根大学生物資源科学部:予定)
          開会式
          主題報告(x2)
          個別報告*
  11月18日(日):セミナー2日目(島根大学生物資源科学部:予定)
          個別報告*
          総括討論
  11月19日(月):島根県中山間地域の視察(訪問先未定)
          終日
  11月20日(火):解散(8時)
  *報告数が多い場合、人文・社会科学系、自然科学系にわかれ、分科会方式で行います。

●参加費:セミナー参加費は無料。ホテル・食事等の費用は実費負担
 全日程参加の場合・ 1人47,000円(予定)
  内訳 ホテル1泊(朝食付き)1人8,000円
       昼食           1回1,000円
        夕食           1回3,000円
       視察バス代      1人3.000円
  出来るだけ安価になるようにします。

●使用言語:日本語または中国(逐次通訳つき)
●報告時間:一人30分(報告10分、通訳 10分、質疑応答10分)

◆参加申込み方法
本セミナーへの参加はアブストラクトの提出をもって申込みとします。
  ○アブストラクト(要旨)の提出期限:2018年9月28日(金)
  ○提出先:neika_kenkyusho(アット)soc.shimane-u.ac.jp (担当:田中)
   ※(アット)を@に変更してください。

  【アブストラクト作成要領】
   ・母言語でA4用紙1ページおよびその翻訳をA4用紙1ページ(計2ページ)
   ・A4用紙の上下左右の余白は各25ミリ
   ・日本語の場合、文字の大きさを10.5ポイント、40字程度×35行程度
   ・MS Wordで作成し、原稿ファイルを期限までに上記メールアドレスに提出ください

※アブストラクト提出にあたり、母言語と、中国語または日本語の対訳をつけて提出してください。対訳は各位でご手配ください。
※セミナー当日に、各報告のアブストラクト(母言語とその対訳つき)を冊子として配布します。

◆論文集の発行について(2019年3月予定)
 セミナー報告のうち、島根大学・寧夏大学国際共同研究所で審査・選択されたものをフルペーパーとして提出いただき、論文集として発行する予定です。 
 島根大学・寧夏大学国際共同研究所よりフルペーパーの作成依頼を受けた発表者は、原稿を2019年1月11日(金)までに提出をお願いいたします。
※ フルペーパーは母言語のみで、A4用紙10〜20ページ程度で作成ください(MS Wordで作成し、原稿ファイルをお送りください)。


中国語の開催通知はこちら→  第十六届(2018年)日中国际学术会议通知