島根・寧夏友好提携25周年記念活動に参加しました

 2018年10月16〜18日,島根県と寧夏回族自治区の友好交流協定提携25周年を記念し,藤原孝行島根県副知事を団長とする島根県訪問団が寧夏を訪問しました。本学からは,訪問団の一員として,一戸俊義副所長と田中奈緒美研究員が活動に参加しました。
 16日午後,銀川市に到着した一行は,悦海賓館にて石泰峰寧夏共産党委員会書記らと面会しました。石書記は一行を歓迎し,25年という年月は一人の人間が立派な成人となる時間であり,両自治体の友好関係も25周年を契機として協力分野を拡げ,新しい協力関係を探っていきたいと述べました。藤原副知事も,寧夏回族自治区からの招待に感謝し,25年の間に民間を含めた様々なレベルでの友好が深まっていることに触れ,両自治体の交流の更なる発展に対する期待を表しました。
 16日の晩餐会で石書記が「寧夏特産の灘羊肉はサミットで要人に供するほど品質は高いが牛肉の質は充分ではない」と話され,一戸副所長が「寧夏で灘羊と肉用牛に関する共同研究を行っている」とアピールしました。それに対し石書記が「研究所の成果に期待している」と笑みを返されました。
 17日午前には,白灘自然保護区の友好林において植樹活動が行われ,40本の赤松が両自治体関係者の手によって植えられました。午後は寧夏大学を訪問し,何建国校長との面会の他,美術学院で行われた寧夏・島根友好交流協定25周年記念写真展を見学しました。
 17日の夜に行われた祝賀会では,自治区の咸輝主席をはじめとする政府関係者の他,歴代の友好交流員,寧夏大学,寧夏医科大学等,両自治体の友好関係に貢献した人々が参加し,盛大に行われました。咸輝主席はあいさつの中で,今後の重要な交流分野の一つとして学術交流を挙げ,島根大学と寧夏大学の共同研究所である当研究所の重要性にも触れました。当研究所としても,その期待に違わぬよう,様々な分野での学術交流を進めていく所存です。


石泰峰寧夏共産党委員会書記との面会
 
植樹の様子

寧夏大学での表敬訪問