伊藤所長・一戸副所長が大連東軟信息学院を訪問しました

 平成29年3月17日,従来,中国側と連携が持てていない電子情報部門の交流発展を目的とし,伊藤勝久所長と一戸俊義副所長が大連東軟信息学院を訪問しました。大連東軟信息学院は,2004年に設立された私立大学で,情報・通信技術・ソフトウエア開発・財務管理といった電子情報関連の学院のみならず,外国語学院および重層な学生の起業支援機構を有する,大連で進展著しい総合大学です。大連東軟信息学院には,島根大学・寧夏大学国際共同研究所による中国研究に参加し,博士の学位を取得した劉海涛氏が勤務しています。
 まず,陳廷斌 信息管理系学院長と面談し,島根大学の説明と,今後の交流希望について協議しました。次いで,劉副教授が企画した講演会において,伊藤所長,及び一戸副所長がそれぞれ,島根県における農村開発モデル,畜産による中山間地域のビジネスモデルについて講演を行い,質疑・応答を行いました。この講演には,日本語学部に籍を置く王正君書記をはじめ,日本語学部の教員の方々も出席してくださり,活発な質問が寄せられました。
 その後,日本語学院を訪問し,島根大学・寧夏大学国際共同研究所及び島根大学の説明を行い,大連東軟信息学院日本語学部の教育活動・留学支援についての説明を受けました。古くから商都として栄えた大連には世界の大企業支社が多く,世界ランク上位500企業のうち,約1割が大連に支社を構えているということです。大連東軟信息学院では,これら世界企業で働く人材育成をめざし,日本語,英語,ロシア語の学院を設けており,日本語学部からの毎年の卒業生は250名とのことでした。その他,国際教育学院日本業務部長 張Ting(女偏に亭)ting(同様)氏や,大連聞音科技有限公司の楊ト理事長とも面談をすることができ,今後の事業拡大に向けて,得るものが大きい訪問でした。