西北農林科技大学で留学説明会を開催しました

 平成28年5月28日,伊藤勝久日本側所長を代表とする島根大学訪問団計5名が中国陝西省の西北農林科技大学を訪問し,留学説明会を行いました。今回の訪問は,伊藤所長らが西部学術ネットワークに参加する各大学と行っている環境教育プロジェクトの一環として,現地調査を行うことが主な目的でしたが,昨年,島根大学と西北農林科技大学が友好提携を結んだことを受け,この機会を借りて,同校で初めて留学説明会を開催することになりました。
 外国語学院の一室をお借りして行った説明会には,様々な専門の学生約60名が集まり,熱心に耳を傾けてくれました。伊藤所長から,島根大学の概況や学生生活についての紹介をした後,質問を受け付けたところ,学費や奨学金等,日本での生活に必要なお金についての質問や,島根大学で行うことができる詳細な研究分野等,さまざまな質問が飛び出しました。特に印象的だったのは,「自分が今行っている研究を島根大学でも継続して研究することができるのか」といった自分の専門性を意識した質問や,「日本語ができないが大丈夫か」「日本語のサポートはあるのか」といった,言語面の心配をする質問が多かったことです。これは,西北農林科技大学には日本語専門がなく,それぞれ自分の専門を持ちながら選択科目として日本語を学んでいる学生が多いためだと考えられます。なお、日本語を担当している教員は島根大学の卒業生の後藤美智子さんです。研究所として,寧夏大学では何度か留学説明会を行ってきましたが,このような各大学の特色に合わせて,留学説明会の内容も変えていかなければならないと感じました。
今後も,内容をブラッシュアップしながら,各地域の大学での留学説明会を継続して行っていく予定です。