日中国際セミナーが開催されました (2011年12月17-18日 於、寧夏大学)

 島根大学と寧夏大学は、2005年10月に国際研究所建物が完成し、その記念シンポジウムを開催して以来、毎年、松江(島根大学主催)と銀川(寧夏大学主催)で交互に日中国際セミナー(大規模な時にはシンポジウム)を開催してきました。昨年12月に開催されたセミナーは、その第9回にあたります。
 今回のセミナーは寧夏大学主催で12月17日〜18日の2日間にわたり開催され、特別講演(島根大学山本学長)、基調報告(島根大学伊藤教授、寧夏大学胡教授)、研究報告(全29報告)および最後に総括(寧夏大学王教授)が行われました。

 報告者は日本側14名(島根大学から11名、横浜国立大学から1名、JICA中国事務所2名)、中国側19名(寧夏大学16名、内蒙古師範大学1名、寧夏医科大学1名、固原市委党校1名)、また全体会なども含めると100名以上の参加があり、大変に盛会でした。
 セミナー全体のテーマは、「地方経済の振興と持続可能な発展」というもので、今後の両大学の研究交流や共同研究全般についてカバーするもので、研究報告も多岐にわたりました。
 セミナーは終始なごやかにしかし学問的には厳密に実施され、参加者は両大学での研究成果や共同研究の成果から、多くの新しい知見を得ることができたと思います。
 (セミナーにおける各報告については、スケジュールと報告テーマ一覧をご覧ください。)

 このようなセミナーが継続的に開催されていることで、両大学ではますます研究交流が活発化し、関係研究者の共通認識が深化し今後共同研究へ発展する研究テーマもいくつか提案されています。

●2011年度日中国際セミナー スケジュール(  ・  )


伊藤所長の基調報告
 

会場の様子

島根大学山本学長の特別講演