島根県と寧夏自治区、友好交流15周年の祝賀会を開催

 
 島根県が、寧夏回族自治区と友好交流協定を結んで以来、今年で15周年を迎える。これを記念する祝賀会が、銀川市において開催された。

 祝賀会は、10月20日、銀川市・悦海ホテルで開かれ、島根県からは松尾秀孝副知事、錦織厚雄環境生活部長、樋野輝男文化国際課長等、寧夏自治区からは王正偉首席、劉暁浜副主席、李鋭副主席など政府関係者多数が出席された。島根県溝口善兵衛知事、中国対外交流協会陳毅会長からは祝電が寄せられた。
 また、訪寧中の島根県民交流団の一行22名も参加され、餅つきを行って15周年を祝った。島根県民交流団は今年が12回目となり、例年6月に代表団を送っているが、今年は祝賀行事にあわせ訪問団を送った。

 1993年、島根県と寧夏は正式に友好交流関係を結んだ。以来、両区県の友好関係は着実に発展し、政府関係者の相互訪問のみならず、多くの専門研究員、研修生の受け入れ等多方面にわたって展開されている。

 1997年7月、島根県は”寧夏・島根友好林”造林の協議書に調印した。これによって、1998年から2001年までの4年間に、霊武市白笈灘(バイジタン)林地の砂漠化した土地に15haの”寧夏・島根友好林”が造林された。
 2001年、双方は同プロジェクトを継続することに同意し、5年間で31.5haの友好林を建設することにした。これまでに、白笈灘林地に毛条、雲杉など6品種4万本以上、合計50ha近い植林を行った。島根県民交流団は、この植林活動に12年間、一年も休むことなく参加している。

 両区県が友好関係を樹立したのち、浜田市が寧夏・石嘴山市と、寧夏大学が島根大学と、寧夏電台が山陰放送と、銀川市が松江市と相次いで友好関係を樹立した。

 15年来、農林業、牧畜業、環境保全、文化、教育、衛生及び貧困救済等の領域において、交流事業が活発に展開されている。