寧夏特別研究員らとの交流夕食会

 人材育成事業によって島根大学で研究を行った寧夏特別研究員との夕食交流会が、島根大学の主催で、10月13日午後6時半から寧夏大学国際交流センターで開かれた。
 この交流会は、島根大学で研究活動を経験した寧夏大学の研究者との旧交を温めることと、こうした交流を通じ引き続き連絡を取り合い、研究情報を交換し、共同研究を効果的に促進するための人的ネットワークを強化していくことを目的に開催された。
  この日は、国際協力銀行(JBIC)の人材育成事業によって島根大学で研究活動を行った第一期(2005年度)、第二期(2006年度)の研究者16名中15名が出席された。 島根大学側からは、国際シンポジウムに参加していた北川泉元学長、保母武彦島根大学・寧夏大学国際共同研究所顧問、井口隆史所長、廣嶋清志副所長以下15人、それに龍谷大学富野暉一郎、京都大学大西広、島根県立大学張忠任、一橋大学平岩幸弘の各先生も参加された。
 人材交流事業を支援している国際協力銀行JBICからは、北京事務所の登坂宗太代表が出席され、人材育成事業の意義と現状、国際共同研究所への期待、寧夏自治区政府への日本政府からの水道事業への円借款、これに対する島根大学への事前調査や専門家の日本における研修事業の委託などについて話された。
  また、この日の交流会には、かつて島根県や松江市などで国際交流員として活躍した人たち5人も招待された。彼らは、現在、寧夏自治区の各分野の中堅幹部として活躍し、現在も島根県との交流の架け橋となっている。 また、彼らは自治区の中では数少ない日本語が話せる人たちで、日本と島根県を最もよく理解している人たちであり、今後の研究所の発展のために協力をお願いしなければならない人たちである。
 交流会には、寧夏大学の関係部局の人たちを含め50人近い人たちが集まった。 特別研究員がそれぞれ島根大学での研究の思い出や現状の報告をした後、和やかな懇談が行われた。

  なお、14日夜には島根大学の主催によって、シンポジウムで研究成果を報告した寧夏大学側の研究者との交流夕食会も開かれた。