研究事業

研究分野:環境対策

【研究内容】
[中国における循環型社会形成と持続可能な社会発展に関する研究]
 島根大学・寧夏大学国際共同研究所の研究者ネットワークを活用して、中国西部地域における循環型社会および持続可能な社会の形成に向けた共同研究プロジェクトであり、日中両国での現地調査に基づく実証的研究を中心に展開している。2005年以降に寧夏大学と島根大学の研究者がともに寧夏回族自治区における廃棄物処理やリサイクル産業についての現地調査をはじめ、その後、西部ネットワーク参加大学や日本国内の研究者もメンバーとして加わっている。
 具体的な分析対象としては、自動車リサイクル、石炭灰を利用したリサイクル製品の製造産業、金属くずの収集システム、農業廃プラの回収システムと零細業者の集積など多岐にわたる。さらに、西北農林科技大学の家畜糞尿堆肥化にかかわる研究者との共同研究、具体的には日本の中山間地域における堆肥化施設の設置や、それによる畜産および農業の効率化と生産性向上に関する実証研究が新たに取り組まれている(2018年~)。
 これらの研究成果は、毎年行われる日中国際学術セミナーにて報告され、両国の研究カウンターパートと共有しながら、現地調査や共同研究が進められている。


【主な研究者】
関 耕平、上園昌武(島根大学)、余勁(西北農林科技大学)、張小盟(寧夏大学)、李 龍堂(寧夏大学)、阿部新(山口大学)、保母武彦(島根大学名誉教授)  

【キーワード】
循環経済、静脈産業、農業廃プラ、エネルギー需給、貧困対策







研究成果についてはこちら

ページのトップへ戻る